Aさんレポート


潜在運動系の講座を受けた後の体の変化

 

最も変化を感じた部分は、腹圧をかけられるようになったこと。

 

お腹の内側から力をグッと出して膨らませるような感覚になり、骨盤がしっかりと立てられるようになった。

 

もともと前傾気味だった骨盤が、元の位置に戻ったと感じる。

 

骨盤が整ったら、骨全体の位置が元来の位置に戻り、動かしやすくなる。

いわゆる「骨に乗る」ことができるようになったと感じる。

 

骨に乗れるようになり骨格が整ったので、骨の歪みを支えるために、無駄に力が入っていた筋肉が緩み、緊張がなくなる。

 

歩き方も変わった。

 

体の前面の筋肉を使って歩いていたが、体の背後の筋肉を使って歩けるようになってきた。

 

以前は太腿前面の筋肉を使って、足を前に出す歩き方だったが、今は太腿背面とお尻の下あたりの筋肉を使い、しっかりと足を後ろへ振れるようになった。

 

また、以前はお尻の下の筋肉を使わずに、足首上部の筋肉に力を入れて歩いていたので、無駄に足が疲れてしまっていたのもわかった。

 

背中の筋肉も使えるようになってきた。

歩く時にも背中の筋肉をしっかりと使えるようになった。

 

足の裏側、指にもしっかりと力が入るようになった。

特に小指側にしっかりと体重が乗る感覚がある。

例えて言うなら土踏まずあたりにピンポン玉があり、それを足裏と指で包み込むように持っている感覚。

 

 

また、手の力も強くなったと感じる。

機械などで測ったわけではないが、手のひらをグッと握り締めるときに、以前よりも力が入れやすくなった。

 

手に力を入れたいときは、腹圧をしっかりかけると、入りやすくなるというのがわかった。

 

この変化の時期には、やたらと眠たくなった。

とくに運動をたくさんしたわけではないが、よく眠ることにより、筋肉も育っていったと感じる。

 

普段、使えていなかった筋肉が、筋肉痛にもなった。

 

まとめると、潜在運動系をやる以前は、体の前面の筋肉に頼り動いていて、後側の筋肉をほとんど使えていなかった。

 

手を使うにも親指のほうに力が入りがちだったが、小指のほうも力を入れられるようになった。

 

体重は少し増えたが、腹回りや顔は引き締まった。

頭の骨格が締まったので顔が細く見えるようになった。

 

太極拳のときの体の動きが格段に変わったと感じる。

 

ふらつきがなくなり、下半身にどっしりとした安定感を感じる。

 

お腹に力が入るようになったので、気力が充実し、精神的に安定した感覚がある。

 

様々な事に対して、やる気も出てきた。

 

とにかく動き回りたいという衝動にかられるときもある。

 

以前と比較すると、ネガティブな感情よりも、ポジティブな感情を持つ時間が多くなってきた。

 

ネガティブな感情を持つ時は、お腹より下に力が無いと感じる。

 

風邪っぽく体調が良くない1週間ほどは、体の力が抜けた感覚になり、お腹の力も弱いと感じていたが、精神的にも弱っていたように思う。

 

お腹にしっかりと力が入って膨らんでいる時は、とてもポジティブでいられると思う。

 

仮説だが、精神的な安定感は、腹部の充実が関係していて、身体が潜在運動系で動くことにより腹部が強くなれば、精神面の安定も得られる可能性がある。